31歳から始めました!

皆さんは、10代や20代でやっていたけど何かしらの理由で諦めて、でも30代に突入してからやる気がムクっと湧いたこと、ずっとやりたいと思っていたけど気づいたらこんな年齢になってしまった…今さらやれるんだろうか…??

…なんてことはありますか? 私は、まさに「声優・ナレーター」になることでした。

ただし! あらかじめ伝えておきますが、かなりリスキーな選択をすることは覚悟をしなきゃダメです。なにせ30代なんですから。とりあえず…まずは何がリスキーなのかを最初に箇条書きしておきます。

1.声優養成所や専門学校に通うにしても、高額な費用とレッスンを受けに行くための時間を作る必要がある。

2.正社員と両立するのは結構キツい。仕事に時間を取られすぎるため、上手くやらなければレッスンはおろか日々の練習すらままならなくなる。

3.30代で声優・ナレーターを目指しても、俳優としての相当の実力や人より抜きん出ている才能がないとほぼほぼ事務所所属に手が届かない。

4.通う声優養成所や専門学校によっては、年齢で講師から差別を受ける可能性が大いにある。

思いつく限りで、私個人がリスキーに感じたことは以上です。これを読んで躊躇したり、一瞬でも「あ…嫌だな」と思ったら声優・ナレーターへの道は断念することをお勧めします。あの世界、メンタル面も強くないと本気ですべてを浪費するだけで終わります。

では、どんな30代の人にお勧めするのか…?

1.純粋に一人の俳優として成長しながら、大好きな演技にどっぷり浸かった時間を短い間でも過ごしたいという気持ちが強い。

2.声優・ナレーターになることはただの結果であって、一人の俳優として演技がしたいという気持ちが強い。

以上です。本当にこれだけです。

私の勝手な見解ですが…よく言われているようで、あまり理解されていない部分なのかなぁと思っていることです。

「声優・ナレーター」って「俳優」の仕事の一部です。

アイドル声優さんたちがご活躍されているし、今や声優も歌って踊れて…な時代になりましたが、今の私が通っている声優養成所で学んで思うことは、声優業というものの原点に立ち返ることのほうが大切なのでは…?ということです。

どんなに声が可愛かったり、カッコ良かったりしても、声のみでキャラクターの置かれている状況や感情、話している相手との関係性や発した言葉に込めた想いの強さの程度などなど…を表現しなければならないのに、ただそのキャラクターから読み取ったイメージで声を作って、言葉の言い回しだけに気を取られて演じて…果たして聴いている側に届くでしょうか?私個人としては、紙レベルの薄い演技に人の心は動かないと思っています。

30代で声優・ナレーターになりにいくことは至極挑戦的なことです。ただ、先に話したことを人生の経験から読み取る力が大いにあるのもこの年代の特徴である気もしています。…だからなれるって話でもないですが…(笑)そして、何より、成長速度がめちゃめちゃ速い10代・20代に負けず、聴いている側に聴くことを諦めさせないために、必ず「発声・滑舌・アクセント」を毎日の実生活の中でも気にし続けることです。究極論、テレビのアナウンサーの方でさえも、特にアクセントを間違っている方がいるのが現実です。NHKだったら殺されるんじゃないだろうかと勝手に思っている今日この頃ですが(笑)ですが、それくらいに非常に地味な作業を積み重ねていくことは非常に大切です!

私なりの結論「一人の俳優として演技させてくれ!何でもいいから演じさせろ!そういう場を自分にくれ!」こんな熱い人には勝てません(笑)つまり、せっかく30代で声優・ナレーターになりたいと思うのなら「俳優になる覚悟と心意気と必要なお金と読解力・滑舌・発声・アクセントを大切にする心」を持って挑め!です。実際に今、私もこれらを大切に頑張っております!

勝手に恥ずかしいことをこの場で書いちゃうなら、来年の4月には今の声優養成所の所属になっている!それだけです(笑)

次回は…たぶん私の通っていた声優養成所でのお話を書こう…かな?(笑)

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